あの日を今につなげる。

午前5時46分。明石海峡大橋が真っ白に照らされて。。。

 

当時神戸市長田区に住んでいた私は、2歳9か月の娘と9か月の息子のまだまだ子育て真っ最中のママでした。
夫が泊まりの仕事だった朝、あの時を迎えました。

小さな命を自分一人で守らなければ。そんなことを考えることもできなかった。
ただただ3人で固まって抱きしめてお布団の中にいることしかできなかった。

ものすごい力で抱きしめていたと思います。その恐ろしく腹の底から湧きあがるような叫び声を娘はうっすら覚えているといいます。

携帯もスマホもない時代。家族と連絡が取れずただ助けを待つしかできなかったあの日の朝の孤独と不安と恐怖は今も鮮明に心に刻まれています。

 


子どもを守るために。
家族を守るために。

 


いつ起きてもおかしくない震災だと心にとめて、今できることを考えていきたいです。

子育て家族の防災について、伝えていけたら。。。

阪神・淡路大震災から22年。

亡くなられた方々の多くの尊い命に哀悼の誠を捧げ、今年もろうそくを灯してきました。